1. HOME
  2. ブログ
  3. 周防の根力

周防の根力

水無月、早半年ですね。。先だって、周防、筑前の空気を改めて吸い、大道土、海洋散骨の視察に伺いました。積雪に強い粘土質の泥土を使った赤瓦の街並。自然に還るとは、と改めて感じた関門の海洋散骨。湯田~萩への道中に、江戸の終わりに本気で日本をひっくり返した若き獅子達の熱意が残る風土は、今なお産業も観光も素晴らしいものを残しておりました。山口県の偉人輩出の多さ、やはり松陰先生の教育が根元にあるのでしょう。今、こう熱意のある人間が上にも下にもいるのだろうか。。。携帯もPCもない時代に頭が下がりますし、人生4,50年、明日には切り捨て御免という切迫した日々が無いと人間は呆けるのものかもしれませんね。美術品もそういった切迫さがないと良いものは生まれません。室町以後の仏像が奈良・平安の足下にも及ばないように。

門司では、久しぶりに内海さんの和紙彫塑に出会えたことは感動でした。この不思議な感覚を与えてくれる作品は飽きること無く、人間の本質、心の奥底に訴えるものがあります。手元に一点、欲しい。。。水質の良さでしょう、美酒の多さにうっとりし、相も変わらず唯一人口が増えている福岡は元気があります、今後福岡は空港拡大でもっと伸びていくでしょう、県政、市政の良さには唸ります。

体の癒やしに寄った湯田温泉、湯田の町中の食材。ニューヨークタイムスも取り上げる意義が分かります(海外のメディアの方がセンスがありますな)。湯田の「ゆい」さんは超オススメですよ!

関連記事