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夏の終わりに

令和4年のお盆も施餓鬼会も無事に済み、はやトンボが舞う季節となりました。今年は珍しく本堂内にオニヤンマが飛来。オニヤンマは龍神様の使いとも、不退転も表し戦国武将に好まれました。良き兆しと受け止め秋を迎えたいものです。

お疲れでしょう、と一服の茶席に招かれての一コマ。頑なに裏に拘って(ここでは裏千家のこと)、お茶はこう、作法もこうあるべきだとお点前中、強引に茶論を唱える客人。蘊蓄を垂れる店主やお客と同じく、ただの蛙の部類。寿司屋のお茶も十分美味しいお茶ですよと言い残し岐路につく。元は弘法、何派だからこうあるべきという見解も同じこと。権力を持つと人の素がよく分かるものです。言動も自然とそうなっていく人が多いものです。今度は俺がとエゴのぶつかり合い、お粗末なグループ創り、嫉妬も相まって負の巨人群造り。古今東西人類は変わらないサガだと身に沁みます。そんな環境や付き合いはとっとと捨てて一人で歩みましょう、とお釈迦さんは諭されました。

オニヤンマの顔出しは間違いないでしょう。飛来から3日後、横たわる仏を土に戻し、南無大師遍照金剛。

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