いつも時代の変わり目

・とある朝の拝み。ふと御参拝ノートに目をやると、若い方だろう、希望と良識がある一言。どこもかしこも忖度、右習えの今更な方針の数々に温床時代のツケを感じる。本当の教育もできずに戦前戦後の頑張りの蓄えを使い切り、満足している７０，８０代が多いの世の中の象徴たる一言。挙げ句「今の若い奴は」。そのままお返ししたい、貴台方がモンスターだからモンスターが生まれるのです。暇だ、金が無いと体の元気だけある大人が増え、導くことができる人が激減した。生前、このままではこの国は自爆すると言っていた稲盛和夫さんの言葉を思い出す。

この若い子が見ているならお伝えしたい。まずは勉学、世の中の仕組み、理、歴史をまず知ること。そして魂を揺さぶるような出会いのために、自ら外の環境を求めなさい。うわべの生活の友や人間関係ではなく、人生・心の友を一人でも多く持ちなさい。たとえ相手が若くても、年上でも。色々な人間がいます、小さい世界の他人の評価などは放置しなさい、小言や愚痴には付き合わないこと。

１０代か２０代か３０代か。環境や状況は分かりませんが、困ったらお寺にお越し下さい。