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春の惜別におもふ

・春とは名のみにして、冠雪未だ肌を刺します。先般、また一人日本の宝が早世されました。

思えば、小学生、中学生の頃、おそらく日本中の同じ年頃の子供達は少年ジャンプの存在無くしては語れない日々だったはずです。週に一回発刊される180円ほどの漫画雑誌をどれだけ待ち望んだか。一週間があまりに長く、その間、精一杯親のお手伝いをし、小遣いを貯めてはコンビニに走ったものでした。時には、神社の裏庭で仲間と共にお菓子を頬張りながら、目を輝かせて見入った世界でした。「夢」というものは漠然としたものでしたが、その先にキラキラと素晴らしい世界が広がっていることを、絵をもって教えてくれたのが鳥山明さんだったことは間違いありません。何度、孫悟空を模写し金髪になることに憧れたことか。ドラゴンボールがあればと世界中が望んでいることでしょう。何かまた一つ青春の片鱗が去ることに寂しさ、哀惜の念が堪えません。ご冥福お念じ申し上げます。

  

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