令和四年の師走
・本年令和4年も間も無く終えようとしております。早かった。年々、時の経過が早くなる気が致します。。。色々あった一年間。世話になった方の逝去がここ数年で心に染み入る出来事でした。人間は弱いもので、どこかで自分を戒める存在がいないと暴走するものです。年を重ね、戒めてくれる方が先立つとより一層自分自身をコントロールし、かつ後世の者の指針になれるよう努めなければなりません。これも人間バトンの肝です。
相も変わらず、コロナ禍中。ウ露の問題も由々しきものであり、まだまだこれから生活への影響が出て参るそうです。我心の問題、大国のトップの差配がこうも世界に影響を及ぼすことは恐ろしいことです。旧統一教会の問題、それに限らず歴々にしてオウムもそうでしたが、歪みのある教祖の絶対に全てを委ねると他人が傷ついても構わないという言動に出ます。真の宗教は自分で気づかせるように道標を示すまでに止まります、多額の寄付で悪霊が飛んでいくという都合の良いことはありません。あくまで自分で自分の道を開くことを願っての宗教、教えであって、その心意気に神仏は寄り添ってくれるものかと思っております。年金神話も崩壊しました、あとは自分の身は自分でと放置されたようなかたちに。積立NISAが当たり前の時代になりますね。「戦」が今年の一字に選ばれましたが、今年は「智」が相応しいような気が致します。人間の真相心理や誠の心根を観察し、磨くことに専念する智惠の智がよかったかもしれません。
新しい令和5年が間も無く。終戦を皮切りに平穏であらんことを念じます。環境が激変する中。先が見えない不安を誰もが感じております。しかしながら、心は不安を持つことも、希望を持つことも自由です。長い目でみて、人生振り返れば過去の一大事も大したことがないのかもしれません。もっと艱難辛苦に耐えている方々は多いのです。大切なことは、今目の前のやるべきことを希望を持って懸命に一歩一歩進めることでしょう。そうするとその先に希望が待っています。今までそうでした、皆さんもそうだったはずです。これからもその教えに沿って令和5年を迎えたいと存じます。
11月3日 芸術文化祭にて 三味線発表より