令和2年10月4日「写経会~疾病退散~」
・秋の彼岸も過ぎまして、一雨ごとに寒さも増して参りました。ここ遠軽もストーブの時期でございます。今日は、コロナウイルス疾病退散を祈念しまして写経会を開催致しました。般若心経一巻、内容を知ることも大事ですが、それ以上に心を落ち着かせる(禅定)ためにお写経はございます。平安時代、薬子の変や疫病により京の混乱があり、不安であった若き嵯峨天皇に空海が疾病退散と心の安定のために勧めたことに始まります。(大覚寺蔵)今回、ご参会の皆様のお写経は来年後七日御修法にて東寺に納めて参ります。一日でも早いコロナの終息を切に願っております。