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山開き法要

・令和元年5月21日(火)11時より「山開き(巖望岩三十三観音年祭法要)」を勤修致しました。ようやく、遠軽にも遅い春が訪れ、桜が咲き始めております。当山裏手にあります瞰望岩(がんぼういわ)の山頂までの登山道には、登山者はもとより町内安全を祈り、かつて三十三観音が祀られておりました。数年前に登山道の崩れの恐れもあり、観音石像群を本堂裏手に移座致しました。登山道の雪解け開通と共に、三十三観音への報恩感謝と登山者、町内安全祈願のために山開き法要と題し、檀徒一同と共に一座の法味を捧げました。

また、法要に併せ「お焚き上げ供養」の予定でしたが、あいにくの小雨模様となり今回は中止し、秋彼岸会または大掃除にてお焚き上げをする所存でございます。今回は、本堂前にて焼き芋(安納芋)を焼き、法要後に皆様にご笑納いただきました。

因みに、「がんぼういわ」は、「瞰望岩」、「巖望岩」(当山の山号)「願望岩」とも書きますが、本来は「顔貌岩」と記すとあります。

湧別兵村誌より『遠軽市街地西北を抱擁せる社名淵丘陵は蜿蜒奔騰して、其状負禺の猛虎の如く、壮観極りなし。其南方突端は、断崖絶壁百尺遠く、之を望めば巨人の顔貌に似て、実に天下の奇勝たり。時の人、之を顔貌岩と称す・・・云々』

 

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