後七日御修法 陣中お見舞い
「後七日御修法 陣中お見舞い」
京都は東寺にて、平成31年己亥歳西院流「後七日御修法」が14日に無魔結願されました。和歌山は根来寺にてお世話になりました中村元信座主様、川崎大師にてお世話になりました野澤隆幸僧正様が供僧としてご出仕なされました。突然の訪問、結願のお忙しい中でも、あたたかく談笑のお時間頂戴いたしました。寺門興隆、檀徒安全、各々みなさまの心願成就も併せて御祈願して参りました。
後七日御修法とは
国家の安泰や世界平和を祈願する真言宗最高の大法。弘法大師空海の進言により、中国・唐の高僧が皇帝のために始めたのにならい、承和元年(834年)に宮中真言院で営まれたのが始まりです。翌年、弘法大師自らが大阿(導師)となって奉修されました。それ以降諸般事情により、一時は中断もありましたが現在まで継承されております。真言宗十八本山の御山主猊下、各山高僧方十五名にそれぞれの配役を司どり、1日三座七日間にわたり天皇陛下がお召しになられる御衣を加持し、国家の安泰、国民全ての人々が幸せになりますよう、至心にご祈祷するものです。