焼き芋大会と勉強会
ご報告遅れますが、昨年11月に当山にて焼き芋大会および勉強会を実施致しました。
真言寺は「おてらおやつクラブ」という奈良県の安養寺さまを発起とした特定非営利団体に所属しております。
お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。当寺では、オホーツク学習センターの「ふくろう」さんと共に活動させていただいております。
当日は、ふくろうさんスタッフ、お手伝いのお母さん方、地域の子供たちと駐車場にて焼き芋大会、焼きあがるまでは宿題等々の学習を済ませ、最後に全員でお腹いっぱいにお芋をいただきました。
最近は、外で簡単に物を燃やせなくなりました。と同時に、火のすがたを知る子供が減りました。「落ち葉ってこうやって燃えるんだね。」の一言に寂しさと、自然を通して痛い、熱い、怖いといった体験がない環境は憂慮されます。私の師匠は、「立派な師匠・上司・大人とは、ある程度で身を引き、自分の贅は半分に置いといて、もう半分は後世を育てることに宛がうもんだ。そうやって大人から若い世代へと成り立ってきたんだよ」とよくおっしゃっておりました。それはいずれ、国の恩に報いることに繋がるとも。
微力ながらも、情操教育の一環としても活動して参ります。