モテたい!
・5月15日、遠軽高校放送部の3名が取材に訪れました。テーマは「モテる条件」とのことでNHKの放送コンテストに応募されるようです。しかし、このテーマで小衲が話して良いのか・・・と。
若い頃は、誰しも美男・美女を求めたはずです。もちろん、見た目と性格がピカイチであれば問題ないでしょうが、世の中そう甘くはありません。しかも、男性がモテることを求める絵面と女性が求めるかっこいい男性像は、これまた差異がありますし、世代の時々で価値観も変わります。意外にも、女性は性格、清潔感、雰囲気、仕事真面目など見た目はそんなに求めておりませんし、より中身です。人それぞれであって宜しい話なのですが、多感な高校生はやはりモテたい!小生も同じ気持ちでござんした。
何とも難しいテーマでしたが、最低限含んでおかなければならないことは、どんなに理想に備わった容姿、性格、お金持ちであっても出会いはコントロールできない条件があること。性格は悪くはない1兆円あるボンボンでも上手くいかないのも、仏教でいうところの「縁」(えにし)という、如何ともしようが無い決まりが大前提に因るからで、縁の力は認めなければいけないかと。その縁という土台の上に、自分自身の準備を怠ることないよう努めることが大事。例えば、お相撲さんは美人の奥さんが多い。来たるべきその日を淡々と修練して待ち、身なりを整え、鍛え、勝負の世界に心を専念し、世のために力を貸して善に向かう姿勢があるから。見た目は大きい、太っていても↓②や③の軸がしっかりしているから男女問わず人が寄ってくる。良い経営者も同じ。逆に、お坊さんの世界にも大勢いますが、身も心も良いけれど、政治的に自分を高めるために人を利用する考え方の人は、モテません。人が去ります。
縁を大切に思って、準備を怠けてはいけないと思われる。準備とは、①身②心③捉え方・考え方
①身なり、清潔感を保つ。暴飲暴食せず心身ともに鍛える。少しは時代に併せた柔軟なファッション、髪型や服装。そして行動する人。生まれ持った才能や顔立ちはそう気にする事でも無い、仕方がないこと。違うことでカバーする楽観も必要。
②挨拶、優しさ、気遣いは当たり前。自分中心的な考えは捨てること。他を受け入れる心や熱意も必要。他から学ぶ姿勢が無いと町も人も廃れます。
③顔よし、心よしであっても善に向かったもので無ければいけない。かっこよく、仲間思いのマフィアやトクリュウは沢山おる。善なる目的をもった人と、怠惰に生きる人とでは後生大きな差が生まれます。前者には人が多く集まり、後者には最初は良くともすぐに人は捌けます。不幸があっても糧と捉える考え方を持つこと。彼女、奥さん、人を幸せにする姿勢に繋がり、自然と人が寄ってモテます。
そして、一番は自分の目的をしっかり持って、自分を認めて好きになれること。小言に振り回されずに自分軸をブラさないこと、大谷のように。まだまだ高校生、焦る気持ちもよく分かるけれど、田舎を出て人も考え方も、文化もあらゆる物事の大きさに影響されて、価値観も変わる中で、モテる基準も変わることでしょう。田舎を出る!と決めた時点で第一歩。年と共に①よりも②、③の大切さが分かってくると思われます。見た目の改善は何とでも、それよりも本当にモテる条件の②や③磨きを大切に。