馬頭観音年祭法要
令和4年4月17日(日)10時~社名渕にて
・鳥がさえずり、花のかぐわしく匂うよき季節となりました。残雪少量ですが、GWに向けて桜の開花が待ち遠しです。本日は、遠軽社名渕にて恒例の馬頭観音年祭法要を勤修致しました。日々、銘馬・銘牛のおかげで我々は生活が出来ております。命の連鎖を感じずにはおれません。殊に、ここ社名渕は酪農関係の方々が多く、戦前より牛馬への感謝と五穀豊穣を祈念して、代々真言僧が供養を勤めて参りました。(私も8回目の導師を勤めさせていただきました)遠軽界隈には多くの馬頭碑が点在し、各地域に於いて法要が営まれ、子どもが多かった頃は、相撲も実施していたようです。昨今、こうした感謝を捧げる儀式が減って参りました。単純に簡素化の波と近隣との心の繋がりが減ったことが原因ですが、それでも命をいただいて、生活させてもらっていることへの礼儀は欠かしてはならないかと。人も動物も同じです、礼を欠いたら悪果は免れません。